文車に燃ゆ恋文
« TRIBUTE TO THE BEAST | メイン | アイアンメイデンのギタリスト »

2005年3月27日(日)

メガデス・ドキュメンタリー

先日、メガデスの歴史を追ったドキュメンタリーDVD「メガデス・ドキュメンタリー 狂気の旋律」を見ました。メタリカ時代からメガデスの解散まで(実は再結成していますが)を描いたドキュメンタリーです。久々に、見終わってしばらく身動きができないほど考えさせられる作品でした。

デイブ・ムスティンと言えば、「怒り」の象徴。社会に怒り、他人に怒り、暴力、ドラッグにあけくれ、在籍していたメタリカから解雇され、10年以上もメタリカに対する怒りを忘れなかった。解雇した時のメタリカメンバーの言葉「あいつと一緒だと、俺たちの命も危なかった」。事実、デイブ本人もドラッグで生死の境を歩むことになります。とにかく、すべてに対して「怒り」をあらわにし、暴力、ドラッグ、音楽の全てに対して、文字通り「破滅型」の行動を徹底していました。それに加えて難解な音楽性、哲学的な楽曲の世界観が同居する恐るべき二面性を持つことになります。その「怒り」を若者は支持しました。それがポーズではなく本物だったからこそ、周囲は怯え、ファンは熱狂し、メガデスはミリオンヒットを飛ばすことになります。

そして、デイブ・ムスティンを語る時に絶対に欠かすことのできない、デイブの人生に最も影響を及ぼしてきた人物、さらに、もしかするとこの人物がいなかったらムスティンはもう生きていないのではないか、というくらい重要な人物が、親友のデビッド・エレフソン(メガデスのベース)です。

ドラッグでボロボロになったムスティンを見捨てることなく、20年近く支えてきたエレフソン(この人もドラッグでボロボロになってましたが)。エレフソンは、怒りと暴力の中に潜むムスティンの才能と複雑な思考を理解していた、唯一の人物だったのではないかと思います。多くのメンバーチェンジが行われましたが、エレフソンだけは最初から最後までムスティンと行動を共にしていました。現在再結成されているメガデスには、残念ですが、デビッド・エレフソンはいません。現在は「F5」というバンドに在籍しています。いつの日か、またムスティンと同じステージに立ってほしい・・・

この作品の中で、デイブ・ムスティンを最も正確に表現した言葉。

「彼は深淵で、ひねくれ者で、妥協しない。だからかっこいい男として記憶に残る」

ムスティンと同じ人生を歩みたいとは思わない。たぶん歩めない。歩めないからこそ、ムスティンの生き様は、最高にかっこいい。

2005.03.27 00:09 | 音楽 | この記事 | コメント (0) | トラックバック (1)



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.atrec.net/cgi-bin/mt4/metal-tb.cgi/329

このリストは、次のエントリーを参照しています: メガデス・ドキュメンタリー:

» 元メガデス、ベーシストの新作! from ロックな暮らし
元MEGADETHのDavid Ellefson、 Jimmy DeGrassoが在籍するF5が 8/19にリリースする予定の新作 『The Reckon... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2008年5月22日 09:20

コメント

コメントをどうぞ



 (必須ではありません)


 (必須ではありません)

上記で入力した情報を保存しますか? 

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)